コラボ手法を活用した商品開発ワークフロー

WORKFLOW

有名シェフや人気飲食店とのコラボによる商品開発

1 マーケティング戦略の策定

  • ターゲット顧客とマーケティングゴールがより明確であるほど、適切なコラボ先に辿り着きます。

2 キャンペーン企画

  • マーケティング戦略に則って企画をすることが成功確度を高めます。
  • 食品プロモーションはトレンドがあります。時流に乗った手法で、PR効果の高い企画を行います。

3 コラボ先候補の選定

  • コラボ先候補の選定をします。一方的な思いの強さではなく、相手先の受容可能性を加味して選定します。
  • 企画内容との相性や、相手先の事情により変動する交渉難易度を見極めて優先順位付けをすることが、このフェーズを効率よく進めるポイントです。

4 案件概要書の作成

  • 企画内容と相手先への依頼内容を整理してドキュメントにします。相手の特性を見極め、相手に伝わる書き方を意識します。
  • 確定していることと未定なこと、必ずお願いしたいこととできればお願いしたいこと、の違いを明示しておくことが1つのポイントです。このとき、相手先の得意不得意やできることできないことを把握できていると理想的です。
  • 社会的意義であったり金銭条件であったり、相手によって重視されるポイントは違いますが、相手先のメリットを考え抜くことが重要です。

5 コラボ先候補との交渉

  • 相手先に応じて最適な交渉ルートでオファーをします。必ずしも直接交渉やトップへのアプローチがベストとは限りません。
  • ビジネスなので、ここで一番回避するべきことは返答が得られない状況が続くことで、そのための工夫が必要です。
  • 交渉の場面では、相手が懸念するであろう事項を先読みして解決策を提案できる準備をしておくことが重要です。

6 契約

  • 報酬条件は、①固定報酬、②売上歩合、③その組み合わせ、のいずれかが基本形で、双方の商慣習やリスク分析、値ごろ感をもとに交渉します。
  • 案件概要書の段階で決まっていなかった細かい役割分担と、コラボ先の実働を伴う依頼内容とアウトプット仕様を明確に定めておくことで、後々のトラブルを回避します。
  • コラボの特性上異業種間が多いため、双方の商慣習を理解し契約文面とのブリッジができる仲介者を立てるか、さもなければ法務に丸投げせずお互いの現場を尊重しあう意識が重要です。
  • オファーする方は大企業、される方は中小や個人でありながら、社会への影響力は会社規模に比例しないというパターンも多いです。双方が公平で対等な契約交渉を意識することで良好な関係が生まれます。

7 プロジェクト進行

  • スケジュールに沿って粛々と進めますが、なるべく初期段階で当事者同士がざっくばらんに話ができる場(撮影、試食会など)を設定できると良い関係が築きやすいです。
  • コラボ先は会社であったり個人であったり、窓口は本人であったり代理人であったり、コラボ企画が本業とかけ離れていたりと様々です。ビジネスとしてドライに対応しつつもお互いの事情を尊重しあう気持ちが成功の秘訣です。
  • トラブルはつきものですが、経験値でトラブルの芽を摘んでおくことと、仮に発生しても深刻化しない手立てを事前に打っておくことがトラブル回避策です。